2017年1月12日

最新カプセルホテル事情

 訪日外国人数が過去最高を更新し続け、年間2500万人も視野に入ってきた。この勢いで2020年の東京五輪に弾みをつけたいところですが、一方で「ホテル不足」が深刻さを増しています。ホテル業界はこのチャンスを逃すまいと新規開業を急いでいるものの、それでもキャパが追い付いていない現状です。
 前回は女性専用のカプセルホテルの充実をお伝えしましたが、男性専用施設も負けてはいません。進化系の代表格「豪華カプセルホテル安心お宿」は、都心に加え2016年7月には初の郊外店へ出店、さらに11月には「豪華カプセルホテル安心お宿プレミア新橋汐留店」を開業した。

 「男の秘密基地! 進化系カプセルホテル」をキャッチフレーズに、ミニコワーキングスペース付のカプセルとして、ビジネスデスク&高級チェアを配したビジネスプランの新設など、ビジネス街という立地に根ざしたコンセプトを打ち出す。
 カプセルホテルのトピックが続いた激動の2016年カプセルホテルシーンであったが、2017年は新たな展開が見込まれている。

 年末に飛び込んだ大きなニュースが、JR西日本の施設内に「ファーストキャビン」を設けるというもの。

 ファーストキャビンは国内で8店舗展開、女性専用エリアも設ける“飛行機のファーストクラス”をイメージしたキャビンタイプの進化系カプセルホテルだ。今年1月に共同出資会社「JR西日本ファーストキャビン」を設立。出資比率はJR西日本が51%、ファーストキャビンが49%で、新会社の社長はファーストキャビンの来海忠男社長が務める。西日本を中心に出店を加速する方針だという。

 さらにファーストキャビンは、2月に「ファーストキャビン日本橋よこやま町」を出店。3月には羽田空港第1ターミナルに続く空港店「ファーストキャビン関西空港」「ファーストキャビン長崎」と続けての出店を予定している。一般のホテル料金が高騰する中、訪日外国人をはじめ出張客などの需要が増えており、割安なカプセルホテルの宿泊需要はますます高まると見込んでいる。